ノーアイロンを買ったはずなのにシワになる原因って?
ノーアイロンでもシワができる理由
「ノーアイロン」と表示されていても、完全にシワがつかないわけではありません。シャツの形態安定性は「W&W性(ウォッシュ&ウエア性)」という数値で評価され、4.0級以上であればアイロンなしでも着用しやすいとされていますが、それ未満だと軽いシワが残ることもあります。
洗濯の方法によっても大きく異なるため洗濯方法にも十分注意する必要があります。
洗濯機の中でついたシワがそのまま乾いてしまうことが原因です。水分を多く含む状態で干すことでシワが自然と伸ばされ、アイロンの手間が軽減します。
脱水を30秒程度にした濡れ干しがおすすめです。
素材による違いと注意点
綿は肌ざわりが良く人気ですが、非常にシワになりやすい素材です。一方で、ポリエステルはシワができにくく、形態安定性も高いためお手入れが簡単です。ただし、肌ざわりや通気性では綿に劣るため、着心地とのバランスが重要です。
そこで、綿でもシワにならないワイシャツはないか、ポリエステルでも着心地の良いワイシャツはないのかという部分において商品開発を行っています。
シワを抑える加工の工夫
綿100%のシャツでも、「液体アンモニア加工」や「樹脂加工」といった特殊な処理を施すことで、シワを抑えてアイロンがけの手間を軽減できます。綿の風合いを保ちながら形態安定性を高めることが可能です。
綿100%の生地などは、この形態安定加工を施してシワができにくい状態にしているのです。
特殊加工をしていてもコーティングが取れてしまう場合もあります。では、一生ノーアイロンは不可能なのでしょうか?
実は、一生ノーアイロンが可能な生地があるのです。それは「ニット生地」。こちらはシワがつきにくいポリエステルの素材を活かし、着心地を良くしたパターンです。
ニットと聞くとセーターを思い浮かべる人が多いかと思いますが、ニットは編み方の名前です。糸をループ状にして編み込んでいくので、糸の間に空間ができます。この空間があることで可動域が広くなりシワになりにくくなるのです。
加工とは異なり、編み方の違いなので使用で変化することもないので理論上は一生ノーアイロンとなります。
































まとめ
いかがでしたでしょうか。素材の特徴をしっかり理解することで日々の時短にも繋がります。
好みのワイシャツが見つかっていれば幸いです。
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