クールビズという言葉も近年はあまり聞かなくなりましたね
年々暑くなり、クールビズの明確な定義もなくなってきました。
働き方改革が進む中、ビジネスシーンではどのようなトップスが最適なのか?
涼しく快適に過ごすためにはどのような基準で選ぶのがいいのか?
と言った悩みや疑問を持った方が多いと思いますので今回はそのような夏場の働く服装に関する疑問について解決していきたいと思います。
本文の内容
お仕事服専門店として、ワイシャツ200万枚以上の販売実績の当店販売推移のデータを元に解説していきます。
今年のクールビズはいつから?
まず、「クールビズ」についてお話します。
クールビズとは、環境省が提唱した夏の省エネキャンペーンの一環で、主に職場での冷房使用を減らして地球温暖化対策をしようという取り組みです。
2021年以降は環境省からの一斉呼びかけは廃止されていますが、各企業や自治体が独自に判断して期間を設定しています。
元々、呼びかけられていた、【5月1日〜9月30日】までをクールビズ期間とする企業が多いようです。
具体的には、
●ノーネクタイ
●ノージャケット
●ポロシャツやTシャツOK
など、比較的軽装になります。
ただし、これはあくまでも、【エアコンの設定温度を28℃程度にしても快適に過ごすため】の取り組みですので、【どんな服装でもいい】わけではありません。
実際にどれぐらいの人数がクールビズの服装を取り入れているのか?
では実際に、どれくらいの人がクールビズを取り入れているのでしょうか。
日本気象協会の2017年の調査によると、約6割の人が実施したことがあるというデータでした。
あくまで2017年のデータではありますが、2005年から始まったクールビズが10年ほどで浸透していってることがわかります。
また猛暑は過去最多を更新し続け、2023年には日本近海の平均海面水温が最も高い数値に、そして2024年では猛暑日日数が40日連続で記録するなど、温暖化の影響を感じる天候となってきています。
2025年以降ではクールビズは当たり前の立ち位置になっていると思います。
夏場の服装についての注意点
このように、年々暑さが増し、ビジネスシーンにおいての服装も軽装となってきています。
しかし、クールビズだからといってどんな服装でもいいというわけではありません。取引先からの信頼を失ってしまっては本末転倒ですし、夏特有の汗や皮脂汚れなどにも気を使う必要があります。
涼しく快適な素材を選ぶ
まず第一に涼しく快適な素材を選びましょう。
軽装であっても、快適でなければ意味がありません。
クールビズの目的は、涼しく快適な軽装にすることで仕事へのモチベーションをアップさせることが必要です。
おすすめの素材としては、まず綿100%です。綿は天然素材で肌に優しい他、綿の内側と外側で温度差ができると内側の水分を吸い取り、外へ発散する性質があります。そのときに熱を奪うため、暑い時は涼しく感じます。
また、暑い時期に気になるのが汗のニオイです。一般的なポリエステル生地のワイシャツに比べて嫌なニオイがこもりにくいのも特徴です。
次におすすめな素材は「夏仕様に特化したポリエステル」です。通常ポリエステル素材は熱がこもりやすく、通気性や吸水性に劣るのであまりおすすめできません。しかし、近年の素材開発は素晴らしく、ポリエステルの速乾性を強みとした夏に快適な生地が誕生しています。特に編み物であるニットシャツであれば、肌触りも柔らかいのでおすすめです。
リネン(麻)やレーヨンなどの素材も夏に適していますが、シワになりやすかったり、生地に張り感がなく、カジュアルな印象になってしまうので、ビジネスには不向きだと思います。
もう一つ注意すべきはノーアイロンか
夏場のトップスは毎日洗いますよね。洗濯をせずに溜めてしまうと雑菌が繁殖してしまうので、面倒でも毎日お洗濯するのをおすすめします。
毎日洗濯するということは、毎日洗濯後のケアも発生するということ。
夏場の暑い中、アイロンはかけたくないですよね。手間のかかる洋服はたまに着るのは良いですが、毎日の仕事服だと着なくなってしまいます。
少し価格が高くても、ノーアイロンで手間なく着用できるものをおすすめします。
クールビズに最適なトップスは?
ではクールビズに最適なトップスとはどのようなものでしょうか?
まずワイシャツです。ワイシャツはビジネスシーンでは王道のトップスですよね。スーツスタイルで働く方には一番オススメです。クールビズや働き方改革でどこまで服装を軽くして良いのか分からないとお悩みの方にもおすすめです。








次におすすめなのはポロシャツです。ワイシャツよりももう少し軽装がいいけれどTシャツまでカジュアルにできないという方におすすめ。ポロシャツであればスーツスタイルはもちろん、セットアップやスラックスとの相性もよく、幅広いシーンで使いやすいです。
注意すべきポイントは襟。あまりに小さすぎる襟や、芯がなく柔らかい襟はカジュアルな印象になってしまいます。




最後はTシャツです。セットアップスタイルの人や、会社規定の服装が比較的自由な人におすすめ。Tシャツをビジネスシーンで着用する歳には、丈感に注意してください。長過ぎる丈はジャケットからはみ出してしまったり、ルーズな印象を与えてしまいます。もたつき防止のために身幅が狭いもの、もしくはワンサイズ小さいサイズでもいいかもしれません。




まとめ
クールビズの服装についてお伝えはできたでしょうか?
猛暑が続きますが、熱中症に気をつけて快適に働きましょう。