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長く使うために!ネクタイピン素材別お手入れ方法を学ぶ

自分で購入したネクタイピン、プレゼントでもらったネクタイピン、ちゃんとお手入れはしていますか?

正しいお手入れ方法を知っていれば、ネクタイピンを綺麗な状態で長く使い続けることが可能です。

素材別に気を付けるべきこと、正しいお手入れ方法を学んでいきましょう。

 




 

1:知っていれば安心。ネクタイピン素材別の特徴

知っていれば安心 ネクタイピン素材別の特徴

ネクタイピンは一見同じようなシルバーカラーのものでも、真鍮(しんちゅう)素材の土台にシルバーのメッキ加工を施したもの、素材として高級なシルバー(銀)を使ったもの等があります。

間違ったお手入れ方法をしてしまっては、そのネクタイピンは二度と使い物にならないかもしれません。その素材の特徴を知ることで正しいお手入れを施すことができます。

 

真鍮(メッキ加工)

真鍮自体は硬貨の5円玉と同じ素材です。価格も安く加工がしやすいため、アクセサリー類の素材としてもよく使用されています。真新しい真鍮素材はピカピカとした黄金色をしています。しかし、使い続けると経年変化によって落ち着いた黄土色に変化していきます。

安価なネクタイピンは真鍮製のものが多いですが、真鍮素材そのままで販売されているネクタイピンはあまり見かけません。真鍮の上から金メッキや銀メッキの加工を施したものが多く、メッキ加工をすることで見た目がゴールドやシルバーのネクタイピンになります。

メッキ加工を施して物は錆びにくくお手入れも簡単に済みますが、メッキのコーティングは衝撃や傷に弱いという弱点もあります。

 

シルバー

結婚指輪などにもよく使われているシルバー。アクセサリーに使われているシルバーはいわゆる「SV925」と呼ばれるものが多く、これは92.5%がシルバー(純銀)でできているとされる物です。

銀100%の方がいいものに決まっている!となりそうですが、銀100%は柔らかくアクセサリー等を作るには不向きなため、シルバーアクセサリーには「SV925」がよく使われています。

シルバーはすぐに黒くなると思われますが、これは「酸化(サビ)」ではなく、「硫化」と呼ばれる現象によって起こります。硫化とは空気中の硫黄成分や汗、硫黄が含まれる温泉などに反応してシルバーが黒く変色してしまうことです。

 

ゴールド

ゴールドは「14金」や「18金」、「24金」などの金の含有量で呼び方が変わります。「24金」が純度100%の純金になりますが、シルバーと同じように純度の高いものは変形しやすいため、アクセサリー等には「18金」がよく使われます。

18金での金以外の含有物は銀や銅が多いですが、14金は銀や銅の他にパラジウム(白金属)が混ざっている場合もあります。

ゴールドは年月が経っても変色も起きにくく、また錆びにくいためお手入れに気を付ければ長く使い続けることが可能です。

 

2:寿命を縮める?ネクタイピン使用後に気を付けるべきこと

寿命を縮める?ネクタイピン使用後に気を付けるべきこと

ワイシャツやネクタイ、スーツはクリーニングに出すのに、ネクタイピンやカフスは使ってもそのまま放置、なんてことはありませんか?

使用後にそのままの状態では錆びが発生したりしてしまい、ネクタイピンの寿命を縮める原因になってしまいます。長く使い続けるためにも、使った後は片付ける前にひと手間かけてあげましょう。

 

真鍮(メッキ加工)

メッキ加工がされている物は錆びにくく変色も起きにくいですが、使用後は乾いた柔らかい布で乾拭きをしましょう。

汚れがひどいと感じる場合は、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものを布につけて軽くふき取りましょう。そのままにしては変色の原因にもなるので、乾いた布でしっかり水気をふき取りましょう。

メッキ加工は傷や衝撃に弱いため、金属磨き用の布や研磨剤を使うとメッキが剥がれてしまう恐れがあります。

アクセサリーやメガネの洗浄によく使われる超音波洗浄機も傷をつける恐れがあるので使用しないようにしましょう。

 

シルバー

シルバーは前項でも書いたように硫化によって変色が起きやすい金属です。使用後は乾いた柔らかい布で汚れをふき取りましょう。汚れが気になる場合は水やぬるま湯で薄めた中性洗剤で汚れを落とし、残った水分は乾いた布でふき取りましょう。

空気に触れる場所に置いておくと空気中の硫黄成分と反応して黒ずんでいってしまうため、保管する時は空気に触れにくくするために蓋付きのケース等に保管するのをおすすめします。きちんとしたケースがない場合でも、チャック付きのビニール袋に入れておくだけでも効果的です。

 

ゴールド

真鍮やシルバーと同じように、使用後は乾いた柔らかい布で乾拭きをしましょう。ゴールドは錆びにくいので、使用後にきちんと拭いておけば錆びる心配はほとんどありません。

ゴールドはシルバーに比べても柔らかいため、傷がつきやすい金属です。シルバー用の研磨剤入りの布などを使うと、金属自体に細かな傷がついてしまう恐れがあります。使う道具には注意した上でお手入れを行いましょう。

 

3:色が変わってしまった!どうすればいい?

日頃のお手入れをきちんとしておけば、変色やサビは防ぐことができます。しかし、うっかりお手入れを忘れてネクタイピンの色が変わってしまった!という場合も素材によっては元の輝きを取り戻すことができます。

素材別に対策方法をご紹介します。

 

真鍮(メッキ加工)

メッキ加工されているもので色が変わってしまった場合は単純に汚れてしまった場合か、メッキが剥がれてしまったのかのどちらかだと考えられます。

汚れの場合はぬるま湯と中性洗剤で汚れをふき取り、メッキ加工品用の専用クロスで磨けば元の輝きを取り戻すことができます。

しかし、メッキが剥がれてしまってメッキの下の真鍮の地の色が見えてしまっている場合は自力での回復は難しくなります。メッキの再加工をしてくれるアクセサリーやジュエリーの修理専門店に依頼をするのが確実な方法です。ただし、メッキの再加工によって元々の色合いと変わってしまうという恐れもあるので注意が必要です。

 

シルバー

シルバーは硫化によって変色が起きても軽度なものなら専門店でクリーニングする必要はありません。

専用の研磨剤入りクロス(シルバークロス)を使って磨けば硫化によって黒ずんでしまった部分はすぐに元の輝きを取り戻します。シルバークロスはアクセサリー専門店や東急ハンズ、100円ショップでも販売されているので1枚手元にあると様々なシルバーアクセサリーにも使うことができて便利です。

もしシルバークロスがない場合は、指ひとつまみ分くらいの重曹に少量の水を加えてペースト状にしたもので表面を磨いても綺麗になります。

 

ゴールド

錆びてしまった場合はサビを落とそうと研磨剤入りのクロスなどで磨きたくなりますが、ゴールドは傷がつきやすいため研磨剤は使ってはいけません。ぬるま湯と中性洗剤を使って洗ってしまいましょう。洗った後は水分をしっかりとふき取るのを忘れずに行いましょう。

また、少々のサビであれば消しゴムで落とせます。うっかり錆びさせてしまった時は試してみてください。

 

安価なタイピンは「どうせ安物だし」と思ってお手入れも手を抜きがちになりそうですが、たとえ安価な物でもきちんとお手入れをすることで長く使うことが可能です。

変色してしまった、錆びてしまった、となる前に一日の終わりに2~3分お手入れの時間をかけてあげるだけで、ネクタイピンの寿命は変わってきます。最初は面倒かもしれませんが、習慣になれば煩わしさはだんだんと感じなくなるはずです。

素材別に正しいお手入れ方法を理解して、ネクタイピンの寿命を最大限生かしてあげましょう。

 

#ネクタイピン