金融系ビジネスマンのためのネクタイピン着用術

金融系ビジネスマンのためのネクタイピン着用術

スーツスタイルをおしゃれに格上げしてくれるアイテム「ネクタイピン」

ネクタイピンはアクセサリーのため、必ずしも着けなくてはいけないものではありません。

しかしネクタイピンでスマートでスキのないスーツスタイルを演出できれば「この人は細かいところまで気の利く人なんだろうな」と相手への印象もよくなるはずです。

今回は信頼感が仕事に直結する金融系ビジネスマンに焦点を当てた、ネクタイピン着用術をご紹介します。

 

 

 

 

1:金融系ビジネスマンのネクタイピンの選び方

金融系の職種といえば、銀行マンがまずは思い浮かぶでしょう。

銀行マンは取引先やお客さまに対して「この人で大丈夫かな?」という不信感を与えてはいけません。そのため「おしゃれ」を重視するのではなく、相手に対して信頼感、安心感を印象付けることが大切です。その人の人間性はもちろんですが、清潔感のあるスーツスタイルなら相手にも安心感を与えられるでしょう。

そこで、金融系ビジネスマンと金融業界を目指す就活生が選ぶべきネクタイピンのポイントをご紹介いたします。

 

1-1.色・素材はこれを選ぶと◎

お金を取り扱う仕事のため、どうしても「お堅い」イメージのある金融業界。

安心感・信頼感が重要となる職種のため、スーツ、ワイシャツ、ネクタイもシンプルで落ち着いたテイストが好まれます。ネクタイピンも落ち着いたデザインのものを選ぶといいでしょう。

ベルトの色と革靴の色を合わせるのはビジネスマンの服装のマナーだとよく言われますが、金属類も同様に色を合わせるとまとまりが出てよいとされています。タイピンも、腕時計のケースやベルトのバックルと色を合わせましょう。

おすすめなのは「シルバー」カラーのシンプルなネクタイピンです。石などの装飾や、ブランドが一目でわかるようなデザインのものは避けた方がいいでしょう。

プレゼントを選ぶ立場になった時も上記のことに気を付ければ、職種に限らず使ってもらえるネクタイピンを選ぶことができるでしょう。

ネクタイピンの素材は手頃な価格なものなら真鍮(しんちゅう)、高価なものですとシルバー・プラチナなどになります。真鍮製のものはお値段も手頃ですが、金属の上からメッキ加工をしているものが一般的なため、錆びやすかったりメッキがはがれたりすると修理も難しいものが多いです。

それに対してシルバー製・プラチナ製のものはメンテナンスに気を付ければ長く使い続けることが可能です。最初に購入するネクタイピンは自分の予算と使用頻度を考えて購入するといいでしょう。

 

1-2.就活生にネクタイピンは必要?

就活生は志望業界によって、服装にも変化をつけると言われています。特に金融業界は真面目で堅実な印象が強いため、面接時の服装に気を遣う就活生は多いはずです。

「金融業界を目指す就活生はネクタイピンを着けるべきか否か」という問題は就活情報サイトでもよく言及されています。その答えは「つけなくてもマイナスにはならないが、つけ方を間違えればマイナスの印象になる」ということです。

ネクタイピンはネクタイがずれないようにするという機能性よりも、アクセサリーという装飾品としての見方が強くなっています。

そのため、就活生が過度に派手なものや個性的なネクタイピンをつけていると「この学生はチャラチャラしている」という印象を面接官に与えかねません。

就活生は「シルバーカラーで他の色が入っていないもの。デザインもシンプルなもの」を選ぶのをおすすめします。シルバーカラーのシンプルなものなら社会人になってからも使えますし、結婚式などのフォーマルシーンでも使えるので一本持っておいて損はありません。

 

2:ネクタイピンの正しいつけ方

今はアクセサリーとしての見方が強いネクタイピンですが、とりあえずネクタイを挟んでおけばいいというわけではありません。きちんとつけることでネクタイピン本来の機能性とアクセサリーとしての効果を発揮するのです。

正しいネクタイピンのつけ方を確認していきましょう。

 

2-1.スーツ着用時

スーツのジャケットを着用している場合、タイピンはジャケットの第一ボタンの少し上につけましょう。さりげなく見える程度がちょうどいいとされています。

タイピンはバネの力でネクタイを挟み込む「ワニ口式」と金属そのものの力でネクタイを挟む「クリップ式」の2種類が一般的です。どちらのタイプでもネクタイの右から左に挟むように使います。

ネクタイピンの本来の目的はネクタイがずれないようにするためです。ネクタイの大剣・小剣・ワイシャツを一緒に挟むようにしましょう。

海外ではタイピン全体が見えるようにVゾーンの上の方につけるのがトレンドですが、ビジネス時は避けた方が無難です(結婚式等のフォーマルシーンではタイピン全体が見えてもいいとされています。)

 

2-2.ジャケットを脱いだ時

デスクワークに長時間集中したい時、食事の時などジャケットを脱ぐシーンが発生することもあるでしょう。その時は、ワイシャツの第4ボタンと第5ボタンの間くらいにつけましょう。

飲み会の席や手を洗う時、トイレに行った時などにもネクタイの剣先が固定されるので、ネクタイを汚す心配がありません。

この時もネクタイの大剣・小剣・ワイシャツは一緒に挟みましょう。

 

最近、ネクタイピンはキャラクターものやカラフルなもの、一目見ただけで会話のきっかけになりそうなものも多く販売されています。しかし、金融業界で働くビジネスマンが重視するのはお客様から得られる「信頼感」です。

そのため、見た目の印象からも「この人なら安心だ」と思ってもらうことが大切です。

今回ご紹介したのは、スタンダードで堅実なネクタイピンの選び方と使い方です。そのため金融業界に限らず「ネクタイピンを買いたいけどどれがいいのかわからない」「ネクタイピンの使い方は?」と悩んでいる方にも活用していただける内容になっています。

今までネクタイピンをつけていなかったあなたも、ネクタイピンをつけてみませんか?

 

#コラム  #お役立ち  #ネクタイピン

 

コラムカテゴリの最新記事